【アキオ手法③】Wトップ&ボトムが形成される相場心理を読み解く

FX投資

このページでは何故Wトップ&ボトムが形成されるのか?その中にどのようなトレーダーの心理が隠れているのか?などを詳しく解説をしていこうと思います。

今回の記事の趣旨として、

・Wトップ/Wボトムができる時の投資家が何を考えているのか?
・なぜWトップが形成されるとその後価格が下がるのか?その理由は?
・Wトップ/Wボトムができる時の大衆心理を把握した上でトレードをしたい(自信を持ちたい)

上の項目が明確になると思いますので、是非最後までお読みください。


WトップやWボトムの形を知っている人は多くいますし、実際にトレードに使っている人はいますが、なぜその形が形成されるのか?本質まで理解している人は少ないかと思います。

この本質を理解する事で、このチャートパターンを使いこなすことが出来ると思いますので、必ず理解してみてくださいね♪

投資家心理を学ぶ前に

WトップとWボトムの投資家心理を学んだとしても、それを使いこなす為には一つの注意が必要です。それが、「だまし」を避けるための対策を行うという事です。

その対策の一つとして

●WトップやWボトムを形成した時には必ず相場分析を行う事

です。

例えば、下の図のようにダブルボトムが形成されているとします。

このような場面をなると、多くの人が

「これはダブルボトムが形成されているからネックライン(B)を上に抜けたら買いエントリーしよう」と思うわけです。

予想通り、ネックラインを上に抜けてきたので、買いエントリーを行いました。

但しここで予期せぬことが起こりました….

ネックラインを上に抜けて、相場が反転したと思ったのに、単に戻しだっただけで、価格はその後、下降していってしまいました。

ここで多くのトレーダーは「だまし」にあってしまったと泣き叫びます(笑)

でも、よく考えてください。これはだましでも何でもありません。

実はよくチャートを見ると….

より大きな時間足では移動平均線は下降トレンドであり、節目となるレジスタンスラインがあったわけです。

相場は上位足の方向に動いていきますので、当然まだ下降トレンドです。このダブルボトムはだましでもなんでもなく、単に調整⇒戻しだったわけです。

つまり、上位足では戻り売りのポイントであり、多くのトレーダーが売りを考えていたという事です。

ですので、ダブルボトム形成時の大衆心理の理解を行うだけでなく、相場の環境認識を必ずしっかりと行う事が大切になるという事です。

  • ダブルボトム形成時の大衆心理を把握する
  • その時の環境認識をしっかりと行える

この二つの要素をしっかりと理解できてこそ、ダブルボトム(ダブルトップも)を上手く活用できるという事です。


ダブルトップ形成時にトレーダーが何を考えているのか?(投資家心理を読み解く)

それでは本記事の内容について考えていきます。

ダブルボトムが形成していく流れとその裏側に隠れている投資家の心理を探っていきたいと思います。

ステップ①:高値を切り下げて、安値を更新していく下降トレンド

上の図は下降トレンドを示しています。

この状況ですと、売りでエントリーしている方は利益がでているので、とても喜んでいる状況ですね。

また、エントリーをしていないトレーダーでもC地点の戻りが出現したタイミングで売りの新規エントリーをしてくる人もいます。

さらに、Cの戻りを形成したタイミングで追加売りをしてくる人もいますので、どんどん売りが入り、相場は下がってくるわけです。

その後、相場は下がっていくわけですが、Bの安値の付近でも様々な動きがあります。

①:Bの付近で買いエントリーをした人もいるわけですが、その人たちの多くはBの安値に損切をおいているわけです。つまり、Bの安値を下に抜けると、損切にかかり、買いの逆は売りなので、価格はさらに落ちていく事になります。
②:売り方向で考えているトレーダーはBの安値を下に抜けた段階でトレンド継続と判断しますので、新規売りを狙っているわけです。つまり、ここでも売りが入るので相場は下がります。


ステップ②戻りを付けて再度下降、安値更新して下降トレンドが継続するかどうか?

Bの安値を下に抜けた後にチャートは下に伸びていきました。そして、Dの安値を形成して、再度戻りのタイミングに来ます。

この時、過去のチャートで、皆が意識しているような強いサポートラインがある場合などはよく反発するわけです。

【安値Dで一旦反発して価格が上昇していくる理由】
● 過去の印象的な安値があり、サポートラインが引ける箇所は大口投資家の大量の買い注文が入っている可能性がある。
● AやCで売りポジションを持っていたトレーダーが一旦利確するので、買い決済をするため。
● 上げ始めたのを見て買い注文をしかけてくる逆張りトレーダーがいるため。

Dの安値を形成した後に、戻りが形成されていきますが、ここでBの安値が意識されてサポレジ転換が起きる事が多いです。

その後、Eの高値を形成して、再度Dの安値にトライする形となります。

ここで投資家たちは、Eの戻りで新規売りエントリーを仕掛けてくる人もいれば、AとCで売りポジションをもっているトレーダー達もそのまま下降してくれと期待しているわけです。

この時点の様々な注文の集中ポイントを見てみましょう!

この段階でのトレーダーの心理と注文が集中している箇所を確認してみましょう。

まず、Aで売りポジションを持っている人(青ライン)の損切箇所はA⇒C⇒Eという形で移動されている事が非常に多いです。

また、Cで売りポジションを持っている人の損切箇所(赤のライン)はCからEに移動している事が多いです。

さらに、Eで新規売りをした人達は、Eの部分で損切(黄色ライン)を置いている事が多いです。

つまり、売りポジションを持っているトレーダーの多くが、Eの高値上に損切をおいているので、この高値を超えた段階で、価格が大きく上昇するという事がわかりますよね?

このEの高値がのちのちネックラインと呼ばれる部分になるわけです(後述します)


ステップ③安値更新に失敗した後はトレンド継続が怪しくなる

さて、Eの戻り高値を形成した後に、Dの安値を再度トライする展開になった後に、Dの安値を突破する事が出来ずに、はやり反発してしまいました。

この時点で、売りポジションを持っているトレーダー達は下降トレンドの継続に対して「不信感」を覚え始めるわけです。

この時点で一部のトレーダーは、「このあたりで売りポジションを決済しておこう」と考え、買いの決済を行います。すると、価格は上昇しますね。

また、上の図のように、反発したので、そろそろ下降トレンドは終了して、上昇トレンドに転換する可能性がある!だから新規買いで入ろうと考えている人もいるので、価格は上昇しやすくなってきます(もちろん買いと売りの攻防が始まります)

買いの圧力が強くなってきて、Eの高値付近まで価格が上昇します。

その後、Eの高値を抜けてきます。

これで、ダブルボトムの完成です。

Eの高値をネックラインと呼びますが、このネックラインでは多くの注文がたまっていましたよね?

  • Aの売りポジションの損切買い
  • Cの売りポジションの損切買い
  • Eの売りポジションの損切買い
  • その他の売りトレーダーの損切買い

この決済&損切の買い注文に加えて、新規買い注文も入ってくるので、価格が一気に上昇していくわけです。

ステップ⑤戻り高値付近でもう一度売られて、下降してくる

Eのネックラインを突破した後は、大きく価格が上昇していくが、ここで、売り目線でいるトレーダーは、Cの戻り高値でもう一度売りを仕掛けてきます。

ですので、よくある値動きとしては、一旦反発が起こるわけです。

Gの高値を形成した後、再度Eのネックライン付近まで下がっていきます。

ここで再度反発が起こることが多々あります。理由としては、ダブルトップを形成したので、売りの圧力が弱くなり、買いの圧力が強くなっているのが原因です。

また、Eで売っていた人たちが、ポジションを建値決済で撤退しようと考えているので、Eの水準で買いの損切撤退を行うわけです。

つまり、買いなので、価格が上昇していきます。

【ポイント】
Cの戻り高値を上に抜けていないので、厳密にいうとまだ下降トレンド継続中とは言えますが、ネックラインを上に突破しているので、多くのトレーダーは下降トレンドは終了したと判断しています。
つまり、売りの圧力が弱まっている証拠です。

さらに、Hの部分で新規買いを入れてくるトレーダーも多くいますので、ここでも大きく上昇をしていく事になります。


という事で、アキオ手法でも伝えていたように、ネックラインの反発でエントリーを行うというエントリーポイントの根拠とそこの裏側になるトレーダーの心理を解説しました。

実際にトレーダーがどのように考えて、値動きが形成されているのか?を理解しておくことは本当に大切です。

是非、参考にしてみてくださいね。